小ネタ集~ほのぼの編


  ねむりのおと

ポーランドがとんとんと鍵盤を叩くたびに美しい音がする。
耳を撫でる柔らかなマズルカ。
優しい曲調なのに不思議とどこか力強い、ポーランドの演奏。
もうすっかり耳に慣れた楽曲は、目を閉じると指使いまで再現させる。
差し込む光はあたたかく、心地よさにリトアニアの意識はゆっくりとたゆたい揺らぐ。
最後まで感じていたのは、ポーランドの優しい演奏だった。


歌が聞こえる。
耳慣れたテナーは沈んでいたポーランドの意識をすっと浮上させる。
瞼をあげると光の洪水の中にたたずむリトアニアの姿。
普段とは違う、少し張られた歌声は柔らかく柔らかく空気に溶けてゆく。
リト、と名前を呼ぼうかと思って、やっぱりやめた。
きっとそうしたら歌うのを辞めてしまうから、彼が気づいてしまうまで横顔を眺めることにする。


  突発音楽ネタ。詳しくないので限りなくいい加減ですが、とりあえずショパンのマズルカは一曲聴いてみました。








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